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〜蔓による花かご講習会〜

その静けさにスタッフもビックリ! その訳は…

 去る11月16日、京園商・京花協各青年部の合同主催による講習会が、京都市花き総合流通センター2F大会議室において開催された。参加者は、京花協よりの19名を含む計29名。趣味で始めたかご作りが読売テレビでも紹介された、花背山の家の職員、藤井勝一氏を講師に迎え、「一緒にかご作りを楽しみましょう」との挨拶のもと、講習会がスタート。
 蔓選びのポイントは、太さと曲がり具合を揃える事。この場合、骨になる軸を太い蔓に、編み込む方を細いものにすると作業がしやすい。
 最初に縦・横各3本の蔓で底面を決め、あとは順にくぐらせながら編み進めるだけ…と理屈は簡単だが、曲がり具合や滑り方がまちまちの蔓を、編むのはかなりの力仕事。真直ぐではないだけに、編込む順番を間違えては大変と、参加者全員、黙々と作業に励んだ。

 それでも9時半の終了時には、全員が手作りのかごを手にすることができた。藤井氏によれば、一つ2〜3000円の値打があるそう。
 この日使用した蔓は、藤井氏が一ヶ月をかけて集めて下さった大つづら藤、山ぶどう、あけび、そしてポピュラーな藤の四種。中でもぶどうは長さとしなやかさを合わせ持つのでお薦め。秋に山へ入って摘んでおき、乾燥しきらないように水につけて保管すれば、一年を通してかご編みに使用できる。
 青年部は現在、趣向をかえて次の講習会を企画中。今回参加できなかったみなさんも、次回をお楽しみに是非ご参加下さい。