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 6/7(木)、京花協にはお馴染みの日花協主催の選手権大会が場所を静岡県浜名湖ガーデンパーク内の体験情報館に移し、盛大に開催された。
 競技内容はサプライズ形式でのブライダルブーケとテーブルデコレーションの製作。前回の京都大会での持込みギフトで優勝を収めた伊藤篤さん(長野県生花商業協同組合)が今回の選手権大会で見事1位の座に輝いた。 京花協から参加した右京第1支部・ブルーメガルデン・グランツの宮崎篤さん、青年連絡会代表の左京支部・(有)百花園の小谷祐輔さんは善戦したものの、残念ながら入賞には及ず。 同時に開催された持込コンテスト「初夏のおくりもの」の部には11名の組合員が参加、小林真由美さん(中京支部・M花政)が優勝のトロフィーを手にし、3位の池山真史さん(中京支部・M花政)ほか全9名が入賞した。

優勝の小林真由美さん、
「マジびっくり!!」

 カードへのサブテーマの表示、持ち運びが可能であること、60×50×120内のサイズ、受注後1時間程度で制作できる小売上代1万円の作品であること…等の条件をクリアし、見事に厚生労働大臣賞に選ばれたのは小林真由美さん作・「返礼」。思いもしなかった大きな賞に「マジびっくりした!!」そうだ。
 約20cm四方の竹籠には、開催地までの移動時間中の劣化対策も考えた上でフォーカルに選んだという黄色いランをはじめ、和花を中心に30種類以上の花材が盛り込まれている。それぞれの花の表情が実に楽し気に映る作品だ。多くの種類の花材を使いながら、互いの特徴を殺すことなく心地よい調和が保たれ、伸びやかな茎のラインに風の動きも感じられるようだ。 テーマのみを書き印したカードが多い中、彼女が添えたそれには一つの小さなストーリーが込められていた。「先日のお弁当のお返しに庭先の花をお送りします」と。ーある日、ご近所の年配のご婦人が、おにぎりやお煮しめなど、お手製のおばんざいを竹籠のお弁当箱に詰めて持ってきて下さった。わたしのためにわざわざ、という心遣いがとても嬉しく、おいしくいただいたあと、何か先様への負担にならないようなさり気ないお礼をしたくなった。そこで目についたのが庭先で咲いているたくさんのお花。お弁当の器に今度はわたしから、「ありがとう」の気持ちと「喜んでもらえるかな?」のワクワク・ドキドキを色とりどりに生けて、さあご返礼。
 アレンジの小さな世界をまず自分が楽しんで作りたい!という小林さん。花はつねにかたちを変えて、やがては散りゆくものだから、そのときにしかない美しさを大切に引き出したい。「すこーし季節を先取りした花屋の花をみて、たった一人のお客さんでいい、『もうこんな季節なんや?!』とか『キレイやなあ!』って心を動かせて下さったらわたしにとってはそれでもう、最高です!」と話す彼女は、羨ましいほどに「マジ」楽しそうだった。

内閣総理大臣賞

伊藤 篤
(長野県生花商業協同組合)

関東農政局長賞

農林水産大臣賞

軽部 望
(山形県生花商組合)
飯田 哲司
(静岡県生花商組合連合会)

浜松市長賞

浜松商工会議所会頭賞

池山 真史
( 中京・M花政)
天野 宏子
(ウェスト・ブル-メガルデングランツ)

社団法人日本生花商協会会長賞

JFNM社長賞

岡田 真紀
(中京・花重)
木村 一久
(南・木村花店)

Sインドアグリーン協会会長賞

Mノムラ社長賞

永山 雅子
(南・花正)
新谷 直子
(ウェスト・M花苑アイチ)

中日新聞東海本社社長賞

静岡新聞社社長賞

隼瀬 和幸
(南・P花のはやせ)
岩田 兼郎
( 中京・M花政)
内閣総理大臣賞・
(社)日本花き生産者協会賞
長野県生花商業協同組合 伊藤 篤
(フローリスト花やさん)
農林水産大臣賞・
(社)日本生花通信配達協会会長賞
静岡県生花商組合連合会 飯田 哲司
(M花寅)
関東農政局長賞・
(協)全国花材流通協会理事長賞

山形県生花商組合

軽部 望
(ハナヤ花店)
フラワー産業議員連盟会会長賞・
(社)日本生花商協会会長賞
静岡県生花商組合連合会 大村 賀庸
(Blumen Seibi)
静岡県知事賞・静岡県職業能力開発協会会長賞 岩手県花卉商組合 菊地 大
(花兵衛)
(社)日本フラワーデザイナー協会理事長賞・静岡県花卉園芸組合連合会会長賞 神奈川県生花小売商
協同組合
山本 英樹
(フルール花もと)