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 京都府花商協同組合の組合員の皆様、新年明けましておめでとうございます。新年に当りまして一言ご挨拶申し上げます。
 旧年中は組合の運営並びに諸事業に対しまして格別なご理解、ご協力を賜りまして心より厚くお礼申し上げます。組合員の皆様も心新たに新春をお迎えになられたこととお察し申し上げます。
 当組合も22期目を迎え、平成19年度定期総会において「賦課金徴収方法等改正の件」が審議され、21年度6月末を1回目として実施する旨、決議されました。いよいよ始動する「組合費自動引落し」についての主旨をご理解頂き、ご協力を賜りますようお願い致します。
 又、6月より「ガソリンカード事業」を開始致しました。おかげさまで京都府花商フラワー装飾技能職業訓練校も、7期目を迎える事が出来ました。皆様と共に時間をかけて大きく育てていきたいと考えております。
 これからは教育性=人間性をひき出すことがなによりも大事になるように思います。それが社会をよくし、企業利益にもつながります。時代の流れに対処しながら組合員の皆様と共に一歩一歩少しでも前進して行きたいと考えております。
 アメリカのサブプライム問題がきっかけで、金融危機に端を発する世界的な大不況が日々深刻さを増しています。実感として厳しい経済環境の中、あえて出版社の了解を得ましたので、ここに一文をご紹介いたします。      
船井幸雄著「2009年資本主義大崩壊」(2008年12月11日ダイヤモンド社刊)より抜粋
 「いま私たちが直面している経済危機は、かつての世界大恐慌と比較にならないほど規模も大きく、進むスピードも速いようです。まさにいま、資本主義そのものが、大音響とともに崩壊しようとしているのです。2009年には、日本の金融機関が抱える不良債権の額が明らかになり、メガバンクだからといって安心で
きません。さらにその影響は実態経済にも及び、驚くほどの売上減と業績悪化により、給与カット、人員整理、倒産の嵐が日本全国で吹き荒れることになります。円高が1ドル50円まで進むとともに、日経平均は5,000円を割り込む可能性もあるでしょう。
 この危機は5年や10年で終わることはなく、食料危機という最悪の事態を迎えます。しかし恐れることはありません。エゴを中心とした考え方を捨てて新しい時代の価値観を身につければ、素晴らしい時代の扉が開きます。すでに、大勢の人たちがそれに気づき、実際に動きはじめようとしています。いままさに、「百匹めの猿」現象が、起きはじめているのです。」… 
「ともかく常識的にはこれから2009年はピンチの時代です。とはいえ、ピンチはチャンスでもあります。この激動の時代に生きていることを喜び、そこを上手に正しく読者が乗り切られるのを確信し、この「あとがき」を終わります。」
 また日本経済はいま、重大な転機を迎えています。経済危機の中、我々業界も積極的に又前向きに生き残りをかけて取組んでいく時代です。また現実に新しい時代が始まろうとしています。しかし,未来はわれわれが創るのです。組合員の皆様と共に又よい未来のために、われわれには準備(思い)と行動が必要です。
 組合としましては、組合員の皆様に少しでもお役に立てるように又喜んで戴けるような組織(社会性の追及)作り、しくみ(教育性の追求)作りを考えております。又カード事業、インターネット事業、物流事業、ガソリンカード事業、教育研修、職業訓練校、フラワーギフト券、市場への対応、花と緑の市民フェア等の事業に取り組んでまいります。積極的に事業にご参加下さいますよう宜しくお願い申し上げます。私も組合の事業に真剣に取り組んで参りたいと考えております。豊かな情報と体験こそがよりよい発展に不可欠だと考えています。そしてお客様に感謝する気持ちを常に忘れないと言うことです。
 花店は、そこに存在するだけで人々の心を明るくしてくれます。我々業界もよりよい社会創りの責任の一端を担っています。今こそお互いに心寄せ合って業界を元気にする時です。
 我々は明るい社会創りのため、組合をあげて最善を尽くして行く所存です。又組合員の皆様、並びに役員の皆様のご支援ご協力によりまして、微力ながら組合の事業運営が出来ました事を誌上をかりまして重ねて厚くお礼申し上げます。
 どうぞ変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。