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 新年明けましておめでとうございます。
 旧年中は、青年部活動へのご理解とご協力を賜り誠にありがとうございました。
 昨年1月より諏訪前青年部部長から大役を引き継ぎ早一年が経ちました。当初は40名ほど在籍していた部員も半分以上が卒業等により激減し、2名の新入部員をあわせても18名の少人数となり、少し不安を抱えながらのスタートでした。
 しかしながら関連企業をはじめ、業界の方々やOBの皆様方ほか、本当にたくさんの皆様から温かいお言葉や励ましを賜り、お蔭さまで何とか任期の半分を務めることができました。心よりお礼申し上げます。
 一昨年のリーマンショックに端を発しました百年に一度と言われる世界規模の金融危機や新型インフルエンザの猛威、そして政権交代と、景況は大変厳しいものがあります。デフレ経済の名の通り、食料品から電化製品に至るまで、さまざまな商品が常識外の激安価格で販売されています。しかも以前のように安いもの=
安物という品質ではありません。花き業界にもすでにこの波は押し寄せてきています。
 我々業界の次世代を担うべき青年部は、この風潮に流されるのか、あるいは何か新しい手法を求めて立ち向かうのかどうかを含め、未来のために今何をなすべきかを常に念頭におき、活動を行っていきたいと考えています。
 昨年の活動を振り返りますと、市民フェアまでは活動に対する意見や要望を吸い上げるために部会に時間を費やし、新体制のもと、お互いの意志の疎通を図りました。フェア本番では、前々作の、あえてタブーな黒を基調とした作品を元に、同じく黒を用いながらもエコをテーマに環境汚染からの再生を表現してみました。この作品に対しては皆様から賛否両論入り交じりの多くのご意見・ご感想をいただき、大変勉強になりました。このフェアだけでなく、京花協や日花協はもちろんのこと、他団体のコンペにも積極的に参加し、技術面の向上とメンタル面の強化に努めたいと思っています。
 研修面では、夏に和食のテーブルマナー講習会、秋には一保堂茶舗さまで日本茶についての研修会を行いました。単にお料理をいただく際のマナーを学ぶだけではなく、提供する側、もてなす側の心のあり方を考えてみたり、一杯のお茶に秘められた奥深さを知ることができ、そして何よりも講師の皆様のプロとしてのスキルの高さに感銘を受けました。今後も異業種の方方との交流を深め、花屋としての経営のあり方ー例えば、売り上げの不振を景気や立地条件、はてはお客さまの責任にしていないかなどーを、今一度見つめ直し、今後に活かしていけるような研修会を今後も企画していく予定です。
 私的な感想で恐縮ですが、私はこの青年部を通じてたくさんのことを学ぶことができました。先にも述べました通り、青年部は全組合員さまをはじめとする多くの皆様の支えにより成り立っています。その感謝を忘れず、我々青年部員は花に携わるプロとして、また次世代を担う者として、自己投資を厭わず研鑽に励み、花を通じた社会貢献に努めたいと思います。
 一同未熟者ではございますが、どうぞ変わらぬご理解とご協力、ご支援をお願い申しあげます。最後になりましたが、皆様のご健勝をお祈り申しあげ、新年のご挨拶とさせていただきます。