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第12期職業訓練校入学式

 記録的な連続猛暑日からも開放され、ほんの少〜し涼しくなった気がする8月27・28日の両日、お馴染み「みやこめっせ」ではとてつもなくアツい花の祭典が開催されていました。

 題して「華麗なる花の競演 花キューピット創立60周年記念 花キューピットドリーム in 京都」です。従来、加盟店と関連業者中心での開催・入場でしたが、60周年を記念して今回初めて一般のお客様も入場できるようになり、即売や展示、キャラクターショーなど盛りだくさんの楽しい花のイベントに、両日で軽く1万人以上が来場しました。

 そのイベントの規模はあの大きなみやこめっせの1階と3階を借りきるほど。まず1階の会場に一歩足を踏み入れると渇ヤ政の福山さんを中心に、京都支部がしつらえた和の大装飾がお出迎え。他にも日本各地のブロックごとに、地方の特色やメッセージを前面にだした力強いディスプレイが目を楽しませてくれます。

 一般公募によるプリザーブドフラワーコンテストの作品展示コーナーもあり、「これがアマチュア?」と思うような素晴らしい作品ばかりがずらりと並び、その熱心さと技術の高さに驚きました。

 そして、ノムラ社や松村工芸など、私達の日常にかかせない花材店や京都生花ほか、近畿の市場等の展示即売コーナーがあり、職業人としてのフローリストだけではなく、一般のしかも沢山のお客様が熱心に耳を傾けていました。花を、即売を、イベントを、心の底から楽しまれている様子に終始圧倒されました。

 中でもファミリー層を集めたのがご存じ「花かっぱ」。ショーや握手会、撮影会が開かれ、オリジナルのシールがもらえることも有り、両日とも大行列です。アニメの人気キャラの集客力のすごさを実感しました。

 3階に足を運ぶと目に飛び込んでくるのはスクリーン付きのステージ。フラワーデザイナー日本代表選考会による「グランドチャンピオン選手権2013」と同じくフラワーデザイナー近畿ブロック代表選考会による「2014ジャパンカップ近畿ブロック予選会」が開催されていました。

 グラドチャンピオン選手権は5年に1度開催される、日本を代表するフローリスト達による選手権。過去5年のジャパンカップの実績などをもとに上位10名(今回は60周年記念として13名)を選出し、第1種目「デザイナーズチョイス」競技、第2種目「ボディーデコレーション」競技、第3種目「花束(サプライズ)」競技、第4種目「ディスプレイ(サプライズ)」競技の4種目で競われました。優勝は兵庫県・ブロッサムの日坂明広さん。残念ながら、京都からの出場者はありませんでした。

愛知新理事長 ジャパンカップでは1次予選として近畿2府4県より55名が持込作品審査に参加、うち上位16名がファイナル競技へ進出(ファイナル競技は、ステージにて花束・アレンジメントの計2作品を作成)します。さらに上位8名が近畿ブロック代表選手に認定され、2014年4月12日・13日に東京ビッグサイトで開催される「2014ジャパンカップ」へ出場します。京都代表として5名のフローリストがファイナル競技へ進出し、京花協でもおなじみの岩城生花店の岩城遥香さんと花幸の若林純さんが近畿ブロック代表に選ばれました。

 ステージ前には予選の持ち込みコンテストの作品がところ狭しと並べられ、いずれも完成度が高いものばかりで観客を魅了していました。一般来場者を対象とした人気コンテストが同時開催され、1位に渇ヤ政の後藤辰也さんの作品が、同じく2位に花市商店の大木康史さんの作品が選ばれました。

 全国を意識した花の競演は一段とレベルが高く、「花のプロ」としての矜持が伝わってくるものばかりです。 そのままでも充分に美しい花ですが、花を愛する人の手が入るとまるで自信を得たかのようにさらに美しさは増し、力強さまで感じられます。フローリストが持つ技の素晴らしさが存分に発揮された素晴らしいイベントでした。