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本欄をお借りして「花育活動」の紹介をさせていただきます。皆さんご存知の通り、本年6月「花きの振興に関する法律」が成立・公布され、国産花きイノベーション推進事業として予算化されました。当予算は、国産花きの需要拡大を目的としており「花育の普及推進」が明記されています。

京都府においては、京都府花商協同組合・京都生花をはじめとする、8つの団体が参加し、「京都府花き振興ネットワーク」が4月に設立されました。当社は花育推進チームとして、小中学校での花育体験及び福祉施設での福祉園芸体験について活動を計画いたしました。 当社では、以前より花育を京都市内で実施しており、今年で4年目となります。花育実施初年度は認知度が低く、小学校に内容を紹介しても「花育?なにそれ」という反応が多数でした。その中、児童館を廻り説明を繰り返し、徐々に児童館からのご紹介やPTAからの口添え等があり、少しずつ花育を取り入れる小学校が増えてきました。現在では、4月に京都市内の小学校に花育実施の募集をすると、5月中旬には年間の花育計画が埋まるまで小学校に浸透し、諦めていただく小学校も出てくるようになってきております。今では、どうすればより多くの子供達に花育を行えるか悩んでいます。     (昨年は、60ヶ所3000人以上を対象に花育を実施)。

 今回の予算化を受け、当社の活動方針に「花育推進」を改めて掲げ、花育を京都市から京都府下へ範囲を広げ推進していく事といたしました。特に今年度からは、京都府下の小売店・生産者と連携に、小学校での花育活動を共同で行う計画を立案いたしております。主な内容は、小学校近隣の花屋さんに花育へ参加していただくことです。具体的には、『実施当日現地を訪れ、“お花屋さんの紹介”・“子供たちへお花の話”をしていただき、約2時間、花育活動のスタッフとして支援していただきます。』事前準備については、当社が行いますので皆様にはお手数はお掛け致しません。是非ご協力をお願いします。花育が即効性のある消費喚起策とは思いません。ただ、お花に対して我々花業界が持つ思いを少しでも子供達に伝える事ができれば、現在の縮小傾向にある花業界の一助になるのではないでしょうか?

(次号に続く)